2018/07/01 02:48
いつもご愛顧いただきましてありがとうございます!
梅雨らしい蒸し暑い日が続く菰野町。
藍建て作業は、第一関門の発酵が始まり順調に進んでいます。
初日から多くの見学の方がお越しくださり、藍も張り切っています。
このところ、気温も高く藍建てには最適な天候が続いています。
藍の染料・蒅(すくも)の乾燥具合もよく、熟成も進んでいい感じです。
蒅は製造から半年以上熟成させてから藍建てに使います。
やっと、去年製造された蒅が使える時期になりました。
佐藤阿波藍製造所の蒅。
土佐備長炭を焼いた後に残る白い木灰から採った灰汁。
鳴門市で黒パンを焼いている田渕さんの無農薬栽培された小麦の表皮の麸(ふすま)。
そして、鈴鹿山脈から湧き出る伏流水。
藍瓶は鳴門市の大西陶器の大谷焼。
灰汁発酵建て技法は日本最古の紺屋、創業430年の郡上八幡の渡辺染物店の流れを汲む、日本を代表する染師の一人、藍秀師匠直伝。
たくさんの応援して下さる方々。
至らない部分を補ってくれるパートナー。
さらには大いなる自然の器の中での藍建て作業。
全てに恵まれて、染師として人としてこの上ない幸せを感じます。。。
深く感謝を感じながら、藍を建てる。
ありがとうございます!!
本藍染工房∞エノクの輪 染師 板東 亮
本藍染めの染料の蒅(すくも)!
灰汁上げ後、撹拌前の染液!
撹拌後、綺麗な藍の華が咲きました!!